香港 九龍島①
- kojisumoto
- 2024年7月10日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年8月18日
ヨーロッパを中心にして活動する前は、アジアの拠点先に行くことが多く、会社員時代は、韓国、北京、深圳、香港が多かった記憶があります。
1990年代の頃で、今の様にスマホではなくガラケーがメインで、写真もカメラを別に持たないといけないので、最近のスマホの画素数や通信の進歩には目を見張るものです。
※当時の写真を探しきれなかったのでネットから引用しました。

Macも1997年にPowerBook 1400が出たばかりでPowerPC 603eプロセッサを搭載して166MHzのクロック速度でした。今としてはウサギと亀ほど違いますがそれが普通だったので苦にはならなかったです。
1400の特徴はドライブの交換ができる事。CD-ROMドライブ、フロッピーディスクドライブ、カセットテープドライブなどMacBookとしては良かったです。
PowerBook 1400は本体カバーに透明パーツがついていてメモや写真などが挟める仕様だったので、渡航チケットを入れたりしていました。
重さは約3.08kg、毎日分厚い本と一緒にして4kg余りの荷物を鞄に入れて移動したので今思えばよくやっていたのですね。
その頃は、学校教育で授業化された年で、入社してくるデザイナーのほとんどの社員が、ある程度パソコンに慣れた状態で入ってくるので、手作業の写植校正は終わりを告げたなと思いながら、教えないといけない立場になるので、いつも持ち歩き独学で自分なりの仕事使いをして教えながら覚えるとしていた様に思います。今、使いこなせているのは必然性に迫られて、本片手で仕事に使っていたからだと思っています。
自分とすれば苦労でもデザインとすれば側からは玄人。20代はで色んなところにいって体験して学んだと思います。

香港は一部地域や小規模な漁村で新鮮な魚介類や海産物をとることができます。しかし、多くの食材は輸入されています。
香港は狭い土地に多くの人々が生活していて、自給率が低いため、多くの食材は輸入に依存しています。でも、香港は世界各国の食材が手に入りやすいため、様々な料理や食材を楽しめる場所でもあります。
香港の夜市の屋台へ繰り出すとシャコがやたらと目につきます。
香港は元々漁村だった場所で海岸線が長く、海に面した位置にあるため、新鮮なシャコが豊富に取れます。香港で取れるシャコは、プリプリとした食感や甘みがあり、地元の人々だけでなく観光客からも人気があります。
シャコを焼いたり蒸したり、麺や炒め物の具として使ったりと、様々な料理で楽しむことができます。日本では寿司ネタくらいしか目にしないかもしれないけどこちらはエビくらいウジャウジャいます。
多くの観光客が訪れるため、地元の料理や食材が外国人にも広まる機会が多いことも、シャコが香港で有名になった要因の一つと言えます。
滞在最終日に、仕事終わりに海鮮が有名なので、と水槽が並ぶ中から選んだエビや貝などを調理してくれるお店に連れて行ってもらった時の事です。

水槽の中には見たこともない40cmくらいの巨大なシャコが沢山いていくつか選んで食べました。お店で甘辛く炒めて出された時は、その大きさに驚き、食べて驚き、調味料を聞いてまた驚くといった具合にそのシャコの美味しさに感動したものです。香港で取れるシャコは日本に比べて大きいものですが30cmクラスの特大サイズのほとんどはインドネシアのタイガーシャコです。

調味料の驚きは香港ならではのものでした。
それは、巨大シャコのぶつ切りに5mm程の黒くて米粒の様なものが甘辛ソースに混ざっていて食べたら甘さがありソースに合っていて美味しかったので、来た店員さんに尋ねたら紙に書いて渡してくれました。
そこには「蟻」という漢字が書かれています。流石にアリと読めます。

心の中で、「蟻を食べた」と、食事が終わるまでずっと胸が騒いでいた事を思い出しました。(初昆虫食だったなぁ)とタガメとかセミとかではなく、小さな蟻如きでぶつぶつとつぶやいている小さな自分がいる事に気がつきました。
後で調べたら、香港や中国には、蟻を隠し味として使う文化が存在し、中国料理や一部の香港料理には、蟻を使った料理があり、特にミツバチの巣から採取されるアリの卵(ププア)やアリの幼虫は、独特の食感や風味を持ち、料理にアクセントを加えるために使われることがあるそうで、一部の地域では、蟻を利用した伝統的な料理が親しまれており、地元の食文化の一部となっている様です。
帰りにメニューに時価と書かれていて、流石に得意先からの接待だったので深くは聞けませんでした。
「食得」(siuk dak) とご馳走様と言ってホテルまで送ってもらいました。
次に来る時には必ず巨大シャコを食べに来ようと思って、次の日に香港を後にしました。
日本に帰ってから何回かシャコを調理して食べました。蟻入りはどのくらい変わるのかは分かりませんが、美味しくいただきました。

香港の九龍島②に続く
シャコの甘辛炒めのレシピも入れますのでお試しください。




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