煮込むだけのスパイスチキンカレー
- kojisumoto
- 2024年7月29日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年9月20日
半年ぶりに作るので、マリネをしない、タマネギを飴色に炒めない、早く食べたい気分という事でムネ肉を使って煮込むだけのスパイスカレーを作って食べました。
病院食に慣れて以前より優しい味になっているはずです。
半年で舌も塩味や甘味に敏感になりました。

作ってあったカレースパイスをベースに、ローズマリーとカカオ86%チョコレートを加えて煮込む深みのある香りと爽やかな風味が楽しめるカレーになったと思います。
嫁さんも美味しいと言ってくれたので安心しました。この半年間は、嫁さん一人だったのでスーパーで買った惣菜が中心で料理らしい料理はしなかったそうで、作ったカレーをガッツリ食べてました。
ベースのカレースパイスを作り置きしてあると便利です。
材料をカットして野菜や肉をスパイスで絡めて炒め、トマト缶、豆乳、チキンブイオンで煮こむだけなので簡単です。スパイスポイントを入れておきます。
使用スパイス:12種
- クミンパウダー 大さじ1
- コリアンダーパウダー 大さじ1
- ターメリックパウダー 小さじ1
- カイエンペッパー 小さじ1/4(辛さは好みで調整)
- クローブパウダー 小さじ1/4
- シナモンパウダー 小さじ1/2
- カルダモンパウダー 小さじ1/3
- ブラックペッパー 小さじ1/2
- ガーリックパウダー 小さじ1
- ジンジャーパウダー 小さじ1/2
- ローレルパウダー 小さじ1/4(月桂樹パウダー)
- オールスパイス 小さじ1/4
作り置きスパイスの作り方:
1. スパイスを計量: 各スパイスを分量どおりに計量します。
2. 乾煎り: フライパンにスパイスを入れ、弱火で乾煎りし、焦がさないように香りが立つまで炒めます。
3. 混ぜる: 乾煎りしたスパイスをよく混ぜ合わせます。
4. 保存: 粗熱が取れたら、密閉容器に入れ冷暗所で保存します。1ヶ月ほど熟成させると風味が落ち着きます。
冷蔵庫保存は湿気ますので気をつけて!
冷蔵庫の温度変化や結露がスパイスの品質を損なう可能性があります。冷蔵庫ではなく冷暗所での密閉保存が最適です。長期間保存する場合は冷凍庫に入れると温度が安定し、光も当たらないので風味を保ちやすいです。

簡単なスパイスの特性です。
カレーを作る際にスパイスに少しずつ加えて自分の匙加減でバランスを見つけてください。
1. クミン - カレーの香りの基礎、香ばしさと深みを増します
2. コリアンダー - 香りのアクセント、とろみも出してくれます
3. ターメリック - 色づけに、黄色く美味しそうにしてくれます
4. ガラムマサラ - 仕上げのスパイス、香りと辛みが上がります
5. クローブ - 素材の臭み消し、深みをプラスしてくれます
6. シナモン - コクと香りを加えます
7. カルダモン - 独特の香り、カレーの風味を豊かにします
スパイスのバランスは、少しずつ調整しながら自分好みの配合を見つけて下さい。
カレーの美味しさを引き出すポイントとして
1. 具材の下処理:
玉ねぎの甘味をじっくりと炒めて引き出す。
カレーと聞くとタマネギを長く炒めないといけないので面倒だと思う人も多いと思います。
じっくりと炒めることで自然な甘みを引き出すことが出来るので時間のある時はその時間も楽しみましょう。
時間のない人は、タマネギを飴色にする際に砂糖を加えることで、タマネギの糖分がカラメル化し、甘みと香ばしさが増します。最初に少量の砂糖をもみ込んでから炒めると、短時間で飴色に仕上がります。
レトルトカレーを作っている過程で、肉の脂が旨味やコクを左右するか官能検査などで評価していました。
肉の脂は適度な脂肪含量が旨味と食味性のバランスに大きく影響します。
肉を先に炒め焼き色をつけることで、肉の旨味を引き出せます。
2. 隠し味の活用: カカオチョコレートや醤油、リンゴやヨーグルトなどを加え、味に深みを出す。
マグロ節やカツオ節、チキンブイヨンなどの出汁を利用する。
ウスターソースには沢山の野菜や果物が使われているのでコクや旨味が加わります。
赤味噌は、豊富な旨味成分を含んでいるのでカレーに深いコクを与えます。ただし、塩分が高いため、少量(1人前に対して5g〜10g程度)が良いでしょう。味噌を加えるタイミングは、具材を炒めた後や煮込む段階で入れると味噌の風味が引き立ち、カレーの味わいが一層豊かになります。
3. スパイスの調整: クミンやコリアンダーなどのスパイスの特性を参考にして下さい。
4. 煮込み時間: 十分に煮込んで味を馴染ませる。
家庭のカレーが工夫次第でより美味しくなります。
自宅に戻ったので、ようやくページからの販売準備にかかります。




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