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スペイン②ガストロノミカ

  • 執筆者の写真: kojisumoto
    kojisumoto
  • 2024年7月7日
  • 読了時間: 5分

更新日:2024年8月18日

スペインには世界的に有名なシェフとレストランがあり、予約が取れないことでも有名です。


バスク料理は日本人の口に合う煮込料理です。

バスク料理は古くから豊かな海の恵みや山の食材を活かした独自の料理文化があり、その多様性と高いクオリティで知られています。


まさしく、食の聖地。


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特に美食の街と言われるサンセバスチャンでは、サンセバスチャンガストロノミカという料理協議会が毎年10月に開催されています。


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ガストロノミカには世界中から主要なレストランや料理人が集まり、料理の革新や挑戦について討議するイベントが行われます。


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その前に今年のTHE WORLD'S 50 BEST RESTAURANTSが発表されるので、ランキングに選ばれたレストランやシェフを見ようと会場の盛り上がりは頂点に達します。

ラボを見学させていただいてアルザックのエレーナに日本酒をプレゼントしました。



「グランメゾン・パリ」が今年の冬に映画が公開されますね。

フランス紀行も記憶をメモしながら並走しています。



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この協議会は、サンセバスチャンの食文化や料理の進化を促進し、地元の食材や伝統を活かした料理を創作するための場として重要な役割を果たしています。



協議会では、各レストランや料理人が新しいアイデアや技術を紹介し、試食や評価を行うことで、料理のクオリティ向上や新たな食文化の創造を目指しています。さらに、サンセバスチャンガストロノミカ(料理協議会)は、町の料理人や食通だけでなく、一般の市民や観光客にも開放されており、参加者は地元の食文化に触れながら、新しい料理の世界を楽しむことができます。


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毎年の様にサンセバスチャンのガストロノミカ(料理協議会)に参加して日本を紹介していたので、いつしか行くのが当たり前の様になっていました。

コロナが流行り出してからの数年は全く行けていないのでスペインからのメールがたまりに溜まっています。


最初は日本の雑誌編集長とシェフたちのブースに供給する食材をアピールする為に参加した生産者のブランド制作からカメラマンとして記録する仕事から始まり〜日本のお皿や器なのテクスチャー陶器を展開してシェフへの紹介〜和のスパイスや出汁や酒の紹介などつながって行き〜常連化して行きました。


ガストロノミーは、食文化や料理の研究・考察を行い、食事や料理を高いレベルで評価する学問や研究分野です。料理の歴史や起源、食材の特性、食文化の影響などを分析し、食事や料理に対する知識や理解を深めることを目的としています。


ガストロノミーは、料理だけでなく、食材の栽培や収穫、調理法、食事のマナーや楽しみ方、食品の健康効果など、食に関するあらゆる側面について幅広く研究対象としています。


また、ガストロノミーは食事や料理を単なる栄養摂取の手段として捉えるのではなく、文化や芸術の一環として扱います。そのため、美味しさや栄養価だけでなく、歴史的背景や地域の特色、食事が持つ象徴的意味などにも注目しています。


ガストロノミーを学ぶことで、料理や食事に対する理解を深め、感性や知識を磨くことができます。


食文化が持つ豊かさや多様性を理解し、食を通じて異なる文化や人との交流を楽しむことができます。


展示会に参加していたので、会場内には見た顔のシェフ達が回って来ます。

時間が空くと他のブースや目当てのシェフのレシピ公演を拝聴していました。


多くの人が会場に入ってきます。まともにチケットを購入して入ると10万くらいするので当然ビールやワイン、各ブースで出しているピンチョスなどはフリーです。


僕はジントニックが好きなので開催中は日に10杯くらいは飲んでいたと思います。展示会で気が張っているせいか、酔うことはなく冷たい水みたいに喉を潤すのには最高でした。


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主に会期中の宿泊はホテルではなくて1週間くらいアパートメントを借りているのでマーケットに行きシェフのレストランに行かない日は、近くで食材を調達し調理するので習ったレシピを存分に楽しみました。


今思えば、これはあまり体験出来ない事だと思います。

日本に帰ると、何をしてる人なのとよく聞かれます。会う人会う人で印象や仕事内容が、かけ離れているので、僕は総して「デザイナーです」という様にしています。

それは、特定の分野に特化しての専門スキルは必要ですが、日本のように厳密に分類されることはないからです多くの場合、デザイナーは幅広い領域で活動し、異なる分野を横断して仕事を行うことがため、海外では特定の分野にとらわれずにクリエイティブな活動を行うことが可能です。


可能ですが、実際は必要以上に、別ジャンルもこなしてゆかないとならないので、新しいアイデアやトレンドを生み出すスキル磨きが大切なのだと考える様になりました。


日本にいては考えなかったことですが、おかげさまで色々なことを学ぶ機会をもらったと思います。経験は何者にも変え難い宝です。


今の身体の状況ではもう行くことはかなわないと思いますが、スペインでは、大変貴重な時間を過ごすことが出来ました。いい出会いと思い出。今後も大切にしたいと思います。



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