カレーの塩と油脂の事
- kojisumoto
- 2024年9月15日
- 読了時間: 6分
更新日:2024年9月29日
スパイスカレーの塩の量を適切に調整するためのポイントと塩の種類
塩は、海塩か湖塩。最近、岩塩からモンゴルの湖塩に変更して使っています。
ミネラル豊富、高い浸透性、健康促進効果には理想的な塩です。

1. 基本の塩分濃度: スパイスカレーの塩分濃度は一般的に0.9%が基準とされています。この濃度を基に味を調整すると、失敗なく美味しいカレーを作ることができます。
2. 少しずつ加える: 塩は少しずつ加えて、味見をしながら調整することが大切です。塩分の感じ方は個人差があるため、自分が一番美味しいと感じる塩分量を見つけることが重要です。
3. 旨味を追加: 塩だけでなく、ブイヨンやコンソメを加えることで、塩気と同時に味の深みを出すことができます。特にチキンを使ったカレーには鶏がらスープの素が合います。
4. 塩分過多の対策: 万が一塩を入れすぎた場合は、水や食材を追加して塩分を希釈する方法があります。
また、酸味のある材料(レモン汁や酢など)を加えることで塩味を和らげることもできます。
これらの方法を活用して、スパイスカレーの塩味を適切に調整してください。

仕事柄、毎朝、カレーを作り何種類も試してご飯の量もそこそこでした。摂取する量も多かったのでバスマティライスにしてカロリーには気をつけていたのですが、普段のその他の酒や食事にも、もっと気を使うべきだと今は思っています。カレーだけだったら良かったのにと思います。
毎日スパイスを使うことでこれから整え直す!と決めています。
また、ブログで書く事で自分もスパイスのことを復習しています。
カレーで使用する塩の量は大したこと無いですが、日本人の塩分摂取量は世界水準を超えているそうです。食塩摂取量の約70%が調味料。調味料の中でも、しょうゆ、塩、みそからの摂取が多く、調味料以外の食品では、パン、麺類、干物、かまぼこ、漬物などの食品から摂っています。
平成30年の国民健康栄養調査によると、日本人男性は1日平均11g、女性は9.3gの塩分を摂取しています。これは、WHOが推奨する1日5g未満という基準の約2倍に相当するそうです。
欧米諸国でも一般的に1日8g前後です。日本の食文化には醤油や味噌など塩分の高い調味料が多く使われています。
そう言えば、海外で日本の調味料をシェフ達に紹介した時にもいくつか質問攻めにあった事があります。
日本食はこちら側から見るとヘルシーなイメージだけど実際はどう?
和食の出汁は美味しいし素晴らしい!醤油や味噌はちょっと入れるだけで魅力的な味を感じる!と絶賛されながらも色々と分析されたのを思い出しました。
有名なシェフの店には、世界中からセレブやフーディスト等、舌の卓越した方がお見えになります。
塩はしばしば旨味と勘違いされやすいですが、実際には異なる味覚です。
料理に塩を加えることで味を引き立てる効果がありますが、旨味とは異なります。
旨味はグルタミン酸やイノシン酸などの化合物によって感じられる味で、昆布やかつお節などに含まれています。
塩分を減らしても満足感を得るためには、だしをしっかりとることが有効です。例えを言うと、昆布と鰹節を組み合わせることで旨味の相乗効果が生まれ、塩分を控えても料理の満足度を高めることができます。
シェフは、瞬時に相手の年齢によって調理を変えてきます。
加齢により味覚が鈍くなると、塩味や甘味を感じにくくなることがあると言います。その為の工夫を様々に凝らします。
僕らは素人なので強弱しか分かりませんが、このため、過剰に塩を使ってしまいがちです。
日頃から、酒の糖分もですが、他の塩分にも気をつけるようにしましょう。
塩の量を調整するためのテクニックです。
1. デジタルスケールを使用: 塩分濃度を正確に計算するために、デジタルスケールを使って塩の量を測定します。
味見を繰り返すことなく、客観的に適切な塩分量を把握できます。
2. 少しずつ加える: 塩は一度に大量に加えず、少しずつ加えて味見をしながら調整します。
過剰な塩分を防ぎ、最適な味を見つけることができます。
3. 酸味を加える: 酸味のある食材(レモン汁や酢など)を加えることで、塩味を和らげることができます。
加える時は、味のバランスを保つために適量とします。
4. 食材や出汁を利用する: 無塩または低塩の食材や出汁を追加することで、塩分を調整しつつ味に深みを持たせることができます。
これらの方法を組み合わせて、料理の塩分を適切に調整しましょう。
カレーあるある。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
仕事をした後や運動後にカレーを食べると胸焼けをした事があると思います。
スパイスカレーを食べると胸焼けしないのに、通常のカレーを食べると胸焼け!その原因は?

以前いたネット流通会社の大きな食堂では、人数も多いので安価なレトルトカレーを使っていました。動き回ることが多かったので、昼食のカレーは消化不良になり胸焼けする事が多かったです。せめてスパイスをブレンドして欲しかったとこちらのレトルトカレーを売込みに行こうとも思った事もありました。
レトルトカレーとスパイス中心のレトルトカレーの違い
1. 脂肪分の違い: 通常のレトルトカレールーには小麦粉やバター、油脂が多く含まれいます。これが消化に負担をかけ、胸焼けを引き起こす可能性があります。スパイス中心のレトルトカレーはこれらの成分を控えめに使用することが多く、より軽やかな仕上がりです。最近はオニオンやトマトピューレなど増量して味の安定の為粘度を高くするレトルトもありますが、途端に材料コストに反映してきます。
2. スパイスの効果: スパイスカレーには、消化を助ける効果のあるスパイスが多く含まれています。例えば、クミンやコリアンダーは消化を促進し、胃の不快感を軽減する効果があります。
3. 塩分と調味料の調整: スパイスカレーでは、塩分や調味料を自分で調整できるため、過剰な塩分や化学調味料を避けることができます。これによって胃の負担が軽減される可能性があります。
スパイスカレーは通常のカレーよりも消化に優しく、胸焼けを引き起こしにくいと言えます。
レトルトカレーで胸焼けを感じる理由は、主にその成分です。レトルトカレーや市販のカレールウには、小麦粉や動物性油脂が多く含まれていることが一般的でこれらの成分は、消化に負担をかけ、胸焼けを引き起こす原因になります。
一方、スパイスカレーは通常、これらの成分を控えめに使用し、スパイスの自然な風味を活かしているため、消化が比較的容易で、胸焼けを感じにくいとされています。また、スパイスには消化を助ける効果があるものも多く、胃の負担を軽減する役割を果たすことがあります。
もしレトルトカレーを選ぶ際に胸焼けを避けたい場合は、無添加や脂肪分の少ない製品を選ぶことです。これにより、消化しやすく、胸焼けのリスクを減らすことができるかもしれません。
胸焼け予防としては、辛さはでますが、消化促進するカプサイシン豊富なチリやカイエンペッパーなどを適量入れてみてください。

レトルト食品専門会社で、小麦粉を使わないインドカレーの開発をしている先が増えてきています。「欧風カレーと違って粘度のないインドカレーは味が安定しません。小麦粉の代わりにタマネギを増やしたりトマトピューレを加えるので当然原材料費は上がりますが、そうした工夫はカレーをわかっている人には伝わるからです」今、市場で販売数を伸ばしているものにはこれまでのレトルトカレーの価格を越えたものが増えています。これは、ご当地カレーなどの影響も手伝って美味しいカレーが増えているからです。




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